月に舞う桜
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2020年05月28日(木) |
親子の絶対的権力不均衡のもとで |
先日起きた、息子が父親を刺殺してしまった事件。 父親からの暴力が実際にあったのか、あったとしたらどれくらいの暴力だったのかなどはまだ分からない。 でも、少なくとも、子どもにとっては助けを求めないといけない状況だった。 子どもがちゃんと外部に助けを求めたのに最後までは助けてもらえず、子どもが親を殺す結果になって、死んだ親はある意味逃げおおせた。 そして、裁かれるのは子ども。
去年、こんな記事もあった。↓
◆「2回目は父を死なせる」 少年が畏怖を殺意に変えた日(2019.5.2 朝日新聞デジタル) https://www.asahi.com/articles/ASM3L51ZBM3LULOB00J.html?iref=pc_ss_date
この事件は、元々は父親が加害者で、子どもは被害者だった。なのに、裁かれ、加害者として生きていかなければならないのは子どもだ。
なぜ。
親子の権力勾配は絶対的不均衡なのに。
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