fleur bleue
sora



 報い

思い出すのはいつも、
想いを寄せた人よりも、
想いをくれた人ばかり。

校舎の裏、
日向の窓、
月の明かり、
真冬の夜の帰り道。

ありがとう。
明日の希望をくれた人。

ごめんなさい。
あなたを裏切ってしまったこと。

いつもそう。
あなたのふとした仕草の中に、
許し難い憤り、
感じてしまう。

悪いところほど、
よく気づく。
そして、
いつも別れを、
選んでしまう。

傷つけられるよりも、
傷つける方がつらかった。

きっと人を傷つけた分、
たくさん人に傷つけられてる。

それは、当然の報い。

気がつけば、
誰も振り向いてなどくれなくて、
深い孤独に苛まれてる。

あなたがいてくれたことの幸せ気づかずに、
別れを選んだ私にふりかかる孤独。

どこまでも、惨め。

2006年01月27日(金)
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