2010年08月17日(火) |
『ベルベット・ゴールドマイン』 「FEELING GOOD」 「人のセックスを笑うな」 |
『ベルベット・ゴールドマイン』Velvet Goldmine 1998年/英=米 トット・ヘインズ監督
以前、主に香港(中国)映画のレンタルビデオを
VHSテープにダビングし倒していた時の
そのテープがたぶん300本くらいある中の
1〜2割くらいが洋画、邦画だと思う。
(棚には比較的、好き度の高いテープを並べて
あとの入りきらないぶんは、ダンボールに収納してあるので
これらも全て分類・整理したい。)
洋画ではこの作品だけ、棚のよく目に付く位置に並べてあったのだ。
かなり前に見ているはずだが初見感覚で見た。
最近『市民ケーン』を再見したせいだろうか。
新聞記者が、ある人物についての過去を訪ね歩く、という構図がオーバーラップした。
しかしこちらの作品は、刺激的な映像の羅列だったりするので
一瞬煙に巻かれる感覚になるのだが、よくよく理解に努めると
『市民ケーン』のような確固とした構成の上には成り立ってない。
稚拙と言ったら言い過ぎかもしれないけど
回想シーンで時間が戻る表現がよくわからなかったり
その回想シーンを語る人物がなぜその人ではなければならないのか
必然性がよくわからなかったり(車椅子の男)
省略されたシーンが最適な切り取りとは思えなかったり
(ただ格好良さげにぶった切ってる感じがする。)
結果、登場人物のキャラクターの掘り下げがイマイチに見える。
一番もったいないと思ったのは、オープニングとエンディングが
この作品の内容に合ってないと感じたことだ。
オープニングとエンディングが違っていれば
作品の印象が良い方向に変わっていたのではないかと思う。
ただ、しかし・・・である。
理性で理解、分析しようとする頭とは別に
この強烈に混沌としたセクシャルは心を直撃する。撃ち抜く。
俳優さんって色んな事やらなきゃいけなくて大変ね、
冷静に思ったりもする。
「いやな気分よ さようなら」読む。
「人のセックスを笑うな」読了。
ノンストップで面白く読んだことが前提である。
女性の作家さんだとわかって読んだから
どこかで既成概念のフィルターがかかってしまったのかなあ?
女性が男性目線の性を語る作品は
自分の中でしっくりこない感を感じてしまうことが多い。
宝塚とか、あそこまで行ってしまえば別物なのだが。
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