『ブラス!』Brassed Off 1996年 英=米 マーク・ハーマン監督
『ベルベット・ゴールドマイン』を見た流れでユアン・マクレガーの出演作品を検索する。
『ブラス!』はずいぶん前にNHK-BSで録画したのがある。
引っ張り出してきて見る。
初見の時は、大向う受けを狙ったあざとさを感じた覚えがある。
久々に再見し、全然印象が違った。
初見の時(確か)シラっとした気分で見た自分は何だったんだろうと思う。
良い映画だと思った。
時間の流れの中で、川の水が一所にとどまらず流れていくように
自分の中の何かが変化しているからかなと思う。
細かなことを言えば、指揮者ダニーの息子(役名何だっけ)の存在の
ビートが作品全体の中で、ほんの少し利き過ぎているように思えた。
あと閉山に揺れる炭鉱町が舞台を見て『リトル・ダンサー』とオーバーラップする。
『ベルベット・ゴールドマイン』のあるシーンを見ても感じたことだけど
(『愛を読むひと』のあるシーンとオーバーラップした。)
スティーブン・ダルドリー監督は、華やかに上手くカスタマイズして
取り入れているような気がする。
英国という共通項があるにせよ、何かそんな気がする。
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