小学校の文集でよくある 『 10年後の私 』 あれから十年経ったけど。 そこに書かれている願いは、現実になったのだろうか?
そんなワケで、押し入れの奥にある卒業アルバムを引っ張り出した。 埃を軽く払い、ぺらぺらとめくってみると、十年前の自分の顔を発見した。 思わず・・・ 「若い」 って言ってしまった。 そりゃ〜若いよ、なんだって十年前なんですから (笑)
あの頃の自分は、まだ世の中のことを何も知れずに 明るい未来へ目をキラキラと輝かせて無邪気に笑っていた。 これから待ち受ける、数々の困難もしらずに これから待ち受ける、暇で無情な日常生活もしらずに 何も疑うことなく、ただただ純粋に前を向いていた。 そんな汚れもしらない幼い顔に 「頑張れよ」 とそっと一声かけておいた。
さて、肝心の 「僕の十年後の願い」 は何だっけな・・・・と 期待に胸を膨らませながら、さらにページをめくるってみるものの そこには、十年後のことなんて、まったく書かれていなかった。 そういえば、 「十年後の私」 とか書いた記憶がないな・・・。 期待に膨らませた胸は急激にしぼんでいった。
このまま、なんにもオチもなく話が終わり 企画倒れ的な感じだったけど、あるページに目に留まった。
そこには、こう書かれていた。 「もしドラえもんがいたらどうする?」
○ どこでもドアで行きたいところへ行く。 ○ 願い事を叶えてもらう。 ○ 未来の自分を見に行く。 ○ お金が倍になる機械を出してもらう。など
なんとも小学生らしい、コメントが書いてあった。
そして・・・僕はというと。
○ ガムを買ってもらう
なんつぅーか・・・面白くないというか・・・小さい夢っていうか・・・ 僕って、昔からこんな感じの人間だったんだよね。 今とほとんど、思考が変わってないな。(笑) 思考が変わってないというより、成長が足りないというべきか・・・・。
もし今、ドラえもんがいたら
「タイムマシーンに乗って過去の自分に会いに行き もうちょっと面白いことを書こうよ」 とアドバイスする。
えっ? 昔も今も面白くないって?
それは、NGワードだぜ。
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