極端なつぶやき
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2007年05月21日(月) |
白黒思考しないで許しあう |
パフォーマンスの仲間で、いつも練習に遅れてくる人がいる。
昨日も30分以上遅れてきた。 演出家に遅いよ!と言われる彼。 彼は謝りもせず、台本が無くてと言い訳する。 他の人からも「いきなり言い訳かよ!」とか、「サイテー」など責められる彼。 私も、「サイテーって言われてるよ。もっと言ってやって。」などと言う。 でも、彼は謝らない。 「あー台本どこ行ったのかなー」なんて言っている。
ムカツク。 大学を出て、就職もせず、ぶらぶらしている彼。 私が練習の休み時間におやつを食べていると、「ください」と寄ってくる彼。 パフォーマンスの才能がすごくある彼。 センスのいい彼。
クソ真面目な私と正反対の彼。
ムカツク。
私が演出家と話していて、話している内に私があることを勘違いしていたことが明らかになる。 演出家が軽く冗談めいて「なんだよー」と言う。 彼だけが笑う。 「受けすぎだよ」と言う私。
彼のことをものすごく責めたくなる。 今日の午前中も、衝動的にマイミクを切りたくなってしまった。
白黒思考にはまりそうになる。 彼がいいかげんで、全く周りの人のことを考えない、どうしようもない奴に思える。 彼が私の中で真っ黒い人になる。 そして、彼に怒っている自分を人に見せちゃいけない、見せると人から嫌われると思う。 怒っている自分を許せない、受け入れることができない。 人に見せるのが怖い。
でも、この間の舞台では演出家に見破られていた。 「怒るんなら、はっきり怒れ、そうじゃないとおばさんになる。」 って言われた。 そんで、もらったアイディアが怒りまくる女王様。 はは(笑 舞台は大成功。 私の女王様キャラは大成功。
あーあ、私にとって怒りという感情を上手く扱うことは、本当に難しい。 小さい頃は怒り=暴力だったから、怒ること=人を傷つけること、悪いことっていう思い込みがある。
で、我慢して、我慢して、突然爆発。 その人との関係をぶっつり切っちゃう。 Zさんの時みたいに。
その繰り返し。
自分の怒りが怖い。 白黒思考。 自分の中に、いい私と悪い私。白い私と黒い私がいる。 いると思っている。 実際は、そんなにはっきり白黒割り切れないのにね。 完全にいい人も、完全に悪い人もいないのにね。
遅刻常習犯の彼にもいいところはある。 私だって、遅刻する時はある。
白黒はっきり割り切れないのが人間。
でも、彼が私の勘違いを一人だけ笑ったのを思い出すと、マジ腹が立つ。 いつも彼を怒っている私が、勘違いを演出家に「なんだよー」と言われたのが、きっといい気味だったのかな?なんて、想像したりして。 すると、途端に彼との距離が近くなって、彼にやられた、彼に負けた気がして、腹が立つ。
超極端思考。
(彼と距離の近い私) 彼に馬鹿にされた、負けた、悔しい!
(彼を人間じゃない、でくの坊だと思う私) 別に、彼は何も考えてないし、感じてないんでしょ。
この二つを行ったり来たりする。 あーあ、疲れる。 この往復運動。 この揺れ。
でも、こういう揺れは私だけが経験しているものじゃないらしい。 程度の差はあれ、こういう揺れを持ち堪えている人は結構いる。
例えば、元BFの心変わりの相手・椿さん。 彼女のブログを読むと、心の中ではいろいろ揺れているけど、そういう自分をヨガをすることによって支えようとしてるんだな、って感じる。 そして、その姿を見て、私は救われる。
椿さんの他にも、たくさんいる。 揺れている自分をなんとか支えようとしている人。 気分を垂れ流しにせず、自分で自分を支えようとしている人。
その姿に私は救われる、支えられる。
白黒思考じゃなく、灰色(いろんな段階があるって意味の灰色ね)思考で、お互い許しあうってところでやっていけたらな。
もう、関係を切りたくないな。 べったりもしたくないし、ぶっつりもしたくない。 中庸で、つかず離れず、近くなったかなと思えば離れ、離れたかなと思えば少し近づき、揺れながら、人と関係を作っていきたい。
私の癖、傾向
人と関わろうとするところ よくも悪くも関わろうとする。
彼の遅刻癖を自分に引き寄せて考える。 パフォーマンス仲間で、彼の遅刻にここまで反応しているのは私だけだろう。 私が一番反応している、怒っている。 まあ、同じチームだってこともあるけど。
人は変えられない。 自分は変えられる。 まず、彼の遅刻癖に反応している自分を認める。
彼の遅刻癖は、私にはどうにもできないこと。 私のせいでないこと。 彼の問題。 彼の遅刻癖は、全くの彼の問題。 私の問題では全く無い。
私は私一人分の人生しか生きることができない。 彼の人生は背負えない。
何回も自分に言う。
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