彼の車が納車された。

白のトヨタ・カルディナ。
中古なので一つ前のモデルだ。

彼は新しいやつよりこのモデルがよかったらしく
かなりゴキゲンである。

前の車も、ステーションワゴンだったけど、
カルディナはよそうより広くて大きくて、驚いた。

中古だけれどほんとうにきれいで。

彼の連れがそういう関係の仕事で、そこを通して買ってるので、
いいものを送ってもらったみたい。

彼の車に乗った。

うれしくて笑顔になった。



車が大好きな彼のその隣は、嬉しい。
付き合う前のデートの、付き合い始めたころの、
彼の隣を思い出す。

あの車を思い出す。

こまごました車用品を買いに、オートバックスに行った。

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その人とは一度、一緒にゴルフにくっついていったことがあるので
知ってた。


これはあとから聞いたけれど、
その先輩は、はじめあたしで気づいたらしい。


なんか見たことある女の子だ、
と思ってじっと見てたら

横にお前がおった、って言われたらしい。


あたしの顔とか覚えてたんやー、

って言ったら、

彼は女の子しか見てないからなあ（笑）


と彼が言ってた。あはは。


オートバックスで、あたしが可愛いジュースホルダーとか選ぶたび、

ええ、安っぽい。


とかって却下され、
ちょっとしょんぼりしてたら

彼が車用のティッシュをプーさんにしてくれた。

「もか、ティッシュこれにしよっか？可愛いなー、なー？」


・・・・気つかわれてるね（笑）


彼の車なのに（笑）

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彼の家へ向かう途中。
人身事故で、普通電車が止まってた。

あたしは快速で来てたけれど
彼の家の最寄は、普通しか泊まらないので、
しかたなく彼に電話した。

電車が止まって混雑したホームで、
みんな家なんかに電話している。

そんな中で彼が、車でそこの駅まで迎えに来てくれることに。
いつもの最寄り駅よりひとつ隣の駅。


駅の出口で、彼の車をきょろきょろ探す。
そこに、彼の車がすべりこんできて。

ボードいくためにとりつけてるキャリアーで、すぐわかる。

なぜかお迎えが嬉しくて、ニコニコしてしまう。
あたしが嬉しそうだと、彼の顔もにやけていくことを知ってる。


家に帰ると、彼の作ってくれたご飯が待ってた。


いっぱいのおかず。


「もかがくるからお刺身４種盛にしたよ。
サーモンはいってるのそれしかなかったから。」


サーモン大好きなあたしへの彼のそんな思いが
一番嬉しい。

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もか ｜おてがみ
My追加 <

素材おかりしました。偶然HNとおなじ！