あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


独り遊びもままならないの。
2006年10月15日(日)



↑コメント変わります↑




あまりにも華の愛撫に慣れていたのか。
それとも、華がスペシャルなのか。
どっちとも判断が付かない秋の夜長。

眠れぬ夜の独り遊びは、いつもちょっと情けない。
でも、もう十年ぐらいの癖。
オンナノコは性欲ないなんて思われるのが心外なあたしは、男を知る前から、そうして遊んできた。
それがこのカラダを作り上げた要因の一つでもあるけれど。
華が必要以上に虐めたがる、このカラダを。

手慣れた自分の愛撫が物足りない。
もっと違う何かが欲しい。



これを渇望というのかしら。



でも、華が欲しいが思う反面で、きっと、あたしはどんな相手にも感じるのだと分かっている。
そういう風に出来ている。

華が少し寂しそうに、
「誰にだって、そうやって、鳴いてやれるんだよね?」
呟いていたのを、あたしはまだ、覚えているもの。
あたしは小さく頷いただけだった。

一人がいなければ気安いあたしの遊び方は、昔の華と良く似ている。
けれど、一人が出来てしまうと、絞り込んでしまうのが、あたしの性格。
もうきっと、華以外と寝ることはない、と言い切れるのに。
どうして、あんなに悲しい顔をさせてしまったんだろう。





秋の夜長に自身を慰めながら、あたしは、悲しくなっていた。

もう華の愛撫じゃなければ、感じなくなっていればいいのに。
試す術がないから、証明も出来ない。





気を取り直さなきゃ。
あたしは、こういう生き物だ。





そう言えば、来週の華との約束。


↑コメント変わります↑

あたしは左の胸に。
華は左の腕に。
モチーフは違うけど、対になるようなもので。

一生、あなたを愛するしるしをいれるの。





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