あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


此処にいるの。
2007年04月14日(土)

仕事前に会うのは日課。
華の仕事が変わったから、それに合わせて会える日も少なくなった。

喧嘩の翌日。
正直、どうすればいいのかわかんない。
「明日にはいつものいちごに戻ってる?」
って昨日聞かれたけど。

いつものあたしって、どんなだろう……。

支度に追われていたのはあたしのせいだけれど。
でもね、華。
いつもみたいに両手を広げてさ。
あたしが寄ってこないのを嫌がるみたいに、催促してくれなかったね。
あたしは泣かなかったよ。
「いつも通りじゃないのは、そっちじゃん」
そう、小さく呟いて。
キスの一つもせずに出て行こうとするあなたに、あたしからキスして。


↑コメント変わります↑




ねぇ、華。
あたし、そんなにぎこちなかったかな?
そういう風に見えてたのかな?
でも、あたしにも、あなたがぎこちなく見えたんだよ。





↑コメント変わります↑



難しいね。
なかなか、人間って難しいんだね。





*****

久し振りにエンピツを書くと、読んでくれている方がいらっしゃって、嬉しく思います。
正直、あたしは見知らぬ土地に飛び込んで生活していて、大学とかも地元だったし、今のところ仕事場以外の知り合いはいません。作ろうにも手段はないし、華が嫌がるのも理由ですけど。
なので誰かに話したくても、なかなか難しいもの。しかも事情を知らない相手に説明すると、思い出すだけでも涙が出そうなほど嫌なことも話さなきゃならないので、あんまりしたくなくて。
そんなことで、ずっとずっと溜め込んでいたものをここで吐き出せて、少しだけ気が楽になります。
読んで頂いてる方には、あくまで他人事でしょうが、こんな風に生きている人間がいることを知ってもらえたなら、嬉しい限りです。

あたしは、此処にこうして生きているのです。



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