あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


あたしは病気、だ。
2008年01月21日(月)


精神病とかそういうのではないけれど。
むしろ病名があったらいいぐらいだけど。
あれ、病名はあるのかな。でもそんなことどうでもいい。



同性を愛する、欲情する相手として選ぶ時点で、
いわゆるマイノリティですら、今は割と一般とされている。
精神病としても認識されるぐらい。

だってカムアウトした相手のほとんどは、
「性同一性障害?」と聞いてくるぐらいだもの。

いや、あたし、普通に職場でもスカート履いてるし、髪も長いけど。

だから主に質問は、あたしではなく、
会ったこともない華に向けられている。
あたしは慣れてしまったもので、笑顔で首を振って返す。



まあ、その辺りはいいとして、だ。
目下のあたしの病気は、不安病でしょう。

性欲が強いとは自覚してたけど、これはちょっと違う、と最近気付いた。
欲求がないわけでもないけれど、
華に言ったら嫉妬されるだろうけれど、
あたしは昔から、初めて男を受け入れた時から、ずっと。
ずっと、自分の中の喪失感に喘いでいた。





どうして女なんかに生まれたんだろう。
どうして女の身体には埋められない穴があるんだろう。
これはあたしだけなのか。
あたしだけの悩みなのか。

少なくとも、あたしの周りでは、いない。




喪失感に喘いで、苦しくて喚いて、
あたしはそれを華にぶつけた。
いっそのこと、浮気でもしてしまえたら楽なのかもしれないけれど。





初めて。
ここにきて、初めて、帰ろうかと思い浮かんだ。



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明日が話し合い。



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