侵食される、感覚。 奥深くで息を止められているような、 そんな圧迫感と、 逃げられないのだと思い知らされるほどに、 生まれる、束縛の強さに眩暈すらして。 あたしは、幸福のあまり、意識を失いそうに、なる。 圧倒的なもので支配されることを、心地良く感じる。 拘束された心が、歓びに泣く。 あたしは、ここにいてもいいんだと。 求められているのだと。 馬鹿げた想い。 冷静になればなるほど、そんな自分を見下してしまう。 それでも、これが、あたしのやり方。 他には、知らない。 分からない、何が正しいのか、なんて。 正しいことをしなきゃいけないだなんて、 誰も決めてないはずなのに。きっと。 あたしは、これでいいんだって、開き直るしかできなくて。 あたしはあなたを愛しいと思う。 それだけが真実であればいい。 こんなあたしは、 幸福な病を抱えているのかも知れない。
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