あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


胸に抱く、汚れた水。
2008年03月30日(日)


何かが、胸の中にある。
澱んだ水のように。

癒されない、何か。

きっと。
あの人の話を聞いたからだ。



あたしが、此処にいるために、
こんなに苦しむのは、おかしいって。
手段は幾らでもあるって。

分かってる。
知ってる。
でも見ない振りをしていた。

動かない、ことと、動けない、ことは、違う。
あたしを愛する、ことと、あたしを我慢させる、ことは、違う。



責めたくない。
でも、責めずにはいられない。



あたしはいつまで待てばいい?
本当に、あたしのそばにきてくれるの?
その日を待って、息を殺していることが、
あたしにとって良いことなの?







解放されたい、と思うのは、
薄紅色の桜が咲いたせい、なのかもしれない。

咲いて、散りたい。











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