My life as a cat
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2004年02月16日(月) 停電の夜

夜にずっと8割型の停電になった。薄暗く電気がついていたけれどこれじゃぁ本も読めない。わたしのような現代人は一夜たりとも電気がないと不便に感じてしまう。が、あがいてもどうにもならない。家の前のレンガで出来た低い塀に腰掛けて生ぬるい夏の夜の風を浴びながら星を見ることにした。わたし達の住むストリート全体が8割停電になっているようで何度か人がわたしのように家から出てきてはわたしに「今日は月が無いね」とか「何やってるの?」とか話しかけながら通っていった。ミケもよくこのレンガの上で横たわって夕涼みしていて通りすがりの人に話しかけられたりしているのでなんだかわたしも猫になった気分。人間「無いと生きていけない」って思い込んでいるだけで本当は不要なものも沢山あるのかもしれない。こんな風に暮らしてたらミケみたいに暗闇でも色んなものが見えるようになるかな。


Michelina |MAIL