My life as a cat
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2004年02月19日(木) 夜のバスでの恐怖

夜に一人でバスに乗り込んだ。ドライバーはオージー。先に乗っていたのはアボリジニの夫婦と彼らの子供と見られる3歳くらいの女の子、そして彼らの知人とみられるアボリジニ男性のみ。彼らがバスの真ん中辺りにいてバスの前方から乗り込んだわたしは不穏な空気を感じたので、そこを通らずドライバーのすぐ近くのシートに座った。アボリジニというのは本当にどこでも奇声をあげていたりするものだけれど、彼らもその典型だった。その女の子に窓から見える景色をみせて「ほらスワンリバーだよ。キーー!!」などと奇声をあげていて、その度に心臓がバクバクとした。そして降りないのに何度もブザーを鳴らしてバスを止めた。

シティが見えてきた。元々彼らの土地だった場所に敷き詰められたコンクリートのシティと大きなビル。バスの中からそれを見て大騒ぎする彼らを見て複雑な気持ちになっていた。そしてバスがもうすぐ終点に到着しそうな時に急にカップルの連れの男がドライバーに殴りかかろうとして後ろから飛び出してきた。無差別な暴力。ドライバーのすぐ近くに座っていたわたしも殴られるのではないかと恐くなってうずくまった。奥さんは必死に止めろと叫び、子供は驚いて泣きわめきだした。ドライバーは冷静を装って横目で男を見ながら運転し、旦那はその男のTシャツが延びるまで引っ張って止めに入った。3分くらいして急にまた男の態度が急変して大人しくなった。でも子供は泣き止まない。夫婦は子供を泣き止ませるために男を残してバスから降りた。そして3人になった。その男の行動はかなり支離滅裂でドライバーに謝ったり暴れだしたりを繰り返し、大人しくなった隙にドライバーが「ここで降りる?」と聞くと大人しくバスからでていった。が、信号待ちで止まっているこのバスに向かって窓の外から暴言を吐いて騒いでいた。バスが走り出してから放心状態のわたしにドライバーが"Are you all right?"と聞いたけれどha.....としか答えられなかった。


Michelina |MAIL