My life as a cat
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2004年02月21日(土) 美味しい物は素晴らしい

今週は北九州の野犬捕獲の件などでなんだか悲しい気持ちで過ぎて行った。5月に日本に帰ることを楽しみにしていたのに「やっぱり帰りたくない」と駄々をこねていた。ここではわたしはまだいまいち言葉の真意がわからない外国人でこの国の裏の顔もまだ見えていなくて、それ故に幸せなのだ。

朝に陶芸教室に行った。日本人の先生に教わる価値はあってわたしの大好きな和食器を作れるのが嬉しい。生徒はみんな日本人でみんなで当たり触りのない映画や食べ物、社会のお話をしながら粘土を捏ねる。それでもふとした人の発言にすごく自分とのギャップを感じてしまって、なんとなく自分が日本人離れしているけれど、かといってどこの国の人とも言えない、宙ぶらりんで孤独感に襲われたりする。「**さんのイギリス人の旦那さんはヴェジタリアンで食事が大変なんですって」なんていう会話にも、わたしは知らず知らずのうちに周囲に面倒をかけているのだろうかと落ち込んでしまったりする。彼女達はわたしがヴェジタリアンなのを知らないので悪気があるわけではないのだけれど。最近ちょっと神経過敏すぎるのかもしれない。

家に帰ってきてネットをしていたら宇宙に飛ばされたライカ犬を悼むサイトに遭遇してまい人間の勝手さの下に犠牲になる動物達を思ってまた心がどんよりしてしまった。

夕方にシティに散歩に出かけた。大好きなキング・ストリート・カフェに入りわたしはお気に入りのプラムとバナナのタルトを、マーティンはキノコのリゾットを頼んでシェアして食べた。リゾットは色んな種類のキノコが入っていて、上に色々な種類のハーブが乗っていてしつこくもなくてヘルシーな味がした。美味しい物を食べて、マーティンはインドカレーを食べておなかを壊して病院に行ったら医者がインド人で正直に話しにくかったなどと笑える話をしていたので少し元気が出た。美味しいものマジックってすごい。落ち込んでいるときも美味しい物を食べると少し持ち直す。


Michelina |MAIL