My life as a cat
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2004年08月12日(木) 初めての豪大使館

シドニーの移民局からレントゲンを撮って送るようにと連絡が来た。ここまで来たらあとは健康であればビザはゲットしたようなものだ。が、これがまた厄介で豪大使館まで出向いて指定用紙を入手して、それから指定病院まで行かなければならない。この豪大使館というのが良い噂を聞かず、実際わたしも以前他のビザを取得した時はお世辞にも親切とは言い難い雰囲気だった。気が重いが仕方ない、朝の3時間しかオープンしない窓口へ半休を取って出向いた。気の重い雑用だが、地下鉄を乗り継いで降りたことのない駅で降りるのは楽しい。麻布十番の駅で降りるとお盆前だからなのか閑散としていてイメージしていた街とは違うものに見えた。とことこと歩いてすぐに大使館を見つけ入り口でバッグの中身を全部見られて中に入った。査証課でたった一人佇んでいたインド人男性と喋りながら待った。食べ物の話になって「わたしはベジタリアンだからインド料理屋は食べられる物が沢山あるから便利」と言ったらまた"インド人もビックリ"で「何でベジタリアンなの?日本人なのに!!」と言われた。「わたし動物好きだから」と答えたら君はインド人みたいだ!と賞賛?された。すぐに順番が来て窓口で用紙が欲しいのですがというと「はい」とあっさり渡され、こんなに時間をかけて来たのにまさか5秒で終わるとは、と気が抜けてしまった。適当にランチを食べて仕事に戻ろうと思っていたら先程のインド人がこれからすぐ近くの知人が経営してるインド料理レストランに行くんだけど一緒にどうかと言われ、知らない人に着いていくのはどうかと思いつつもまぁいいかと着いて行ってしまった。こじんまりした佇まいながらもわたし達の後にぞくぞくと人が入ってきて、しまいには人が並び出したそのレストランの豆カレーと焼きたてアツアツのナンはとても美味しかった。インドのテレビ番組では洪水のニュースがやっていてそれを見ながら無言でもくもくと食べた。インドの一方では旱魃で苦しむ人々がいるのに一方ではこうやって洪水で死んで行く人がいるのだそうだ。

会社に帰り、インド人とランチをとったと話すと何故かみんなに「あなたらしい」と笑われた。食べ過ぎたナンがなかなかお腹から消えず午後からの仕事は眠気で倒れそうだった。


Michelina |MAIL