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ロクちゃんの2度目の予防接種。一度目は特に熱が出ることもなく、何事もなく終わったのだが、やっぱり二度目も不安。親すら周囲の人々はあっさりコロナのワクチンを打っている(でも具合が悪くなる人続出)中、社会で抹殺されるようになるまでは様子を見ようなどと話してるのだ。こんな体の小さな我が子の体に得体のしれないものを入れるのは気味が悪くて恐ろしい。しかし、打たないと将来学校に通えないので仕方ない。前回は痛みを和らげるために太腿にパッチを貼って少し神経を鈍らせてやったら、大して泣かなかったので、今回もそうした。そして今回も当人はケロリとして、食欲旺盛で元気いっぱい、熱がでることもなく済んだ。
日本の母子手帳によるとロクちゃんの体重は大幅に平均を下回ってる。ほぼ5ヶ月になるが5.5kgしかない。ネットでは医者にミルクを足すように言われたとか、入院させることになったとかお母さん達の苦悩があれこれ書かれてていてさすがに少し心配になってきた。ところが小児科医はロクちゃんの体重を測ると毎度"Parfait!"と言うだけ。
「あのぉ、この子は小さすぎませんか?大丈夫ですか?」
「小さすぎませんよ。平均くらいかな。親のサイズにもよるし、成長のペースもそれぞれだし、完全母乳だと少し体の成長が遅い傾向にあるし、本人がよくおっぱい飲んでちゃんと排泄できてて、元気なら問題ありませんよ」
平均くらいなの?日本の基準では成長曲線とやらに入ってないけど。でも、近所のロクちゃんと同時期に生まれた黒人の子もロクちゃんよりずっと小さい。気になってお母さんに聞いてみたら、
「うん、まぁね、女の子だからね」
それで終わり。全く心配などしてないようだった。小児科医がいいというなら、心配しなくてもいいか、ほっとした。
それにしても、妊婦の時も、日本の妊婦の実情など読んでいると、体重が8kg増加して医者に断食しろと言われたとか、そんな類の厳しいことが沢山書かれていて、食事などもかなり厳しく制限してストレスをためてる妊婦が多いという印象を受けた。ところが、わたしの主治医は体重のことなど一切聞いてこないので、やっぱり心配になって、妊娠8ヶ月くらいの時自分から12kg増えたと報告したら、"Parfait!"と言うだけ。結局出産までに15kg増えてしまったが、一度も咎められることはなかった。高血圧も糖尿もテストで引っかからなかったので、医者はその結果だけ見て大丈夫と判断してたのだろうが。
日本の医者は患者に厳しいのではないか。自分が医者だったとしたらやっぱり高血圧症や糖尿病を患ったリスキーな患者の出産を担当するなんて、自分にとっても不利だものな。難病の手術なんかに成功すれば功績となるが、出産じゃそういう特典はない。しかし、妊娠中ただでさえ体が不自由というストレスを抱えた妊婦にあれこれ厳しくプレッシャーを与えるのは、ちょっと酷ではないのか。そして産んだら今度は子供の成長具合であれこれつつかれる。妊娠中体重が増え過ぎて、産んだら今度は子供の体重が増えない。それでもおおらかに"Parfait!"と言われることが必ずしもいいわけではないが、わたしが日本で出産してたら大変なストレスを抱えていたに違いない。
15kg増えた体重は元に戻った。6ヶ月から離乳食を計画してて、それまでに元に戻るのを目標にしてたから、達成できてよかった。でも以前の服のウエスト周りが少しきつい。次はこの腹回りのたるみを除去することを考えなければ。