今日は12月19日。早いもので今年も残すところわずかになってきました。12月15日には年賀状の受付も始まったようで、ますます年の瀬を感じるようになった今日この頃です。
毎年、数え切れない年賀状の行き来する中で、誰もが受け取る年賀状の一つが写真入り年賀状ではないでしょうか?皆さんの周りでも夫婦の写真、子供を含めた家族一同の写真、子供の写真を載せた年賀状を送ってくる方は必ずいると思います。 このような写真入り年賀状写真ですが、受け取った人が感じることは様々でしょう。
“○○君の奥さんってこんなに美人だったんだあ” “△△さん夫婦の子供はやんちゃそうだなあ” なんてことを思いながら、微笑ましく見ている人がいることでしょう。 その一方、写真入り年賀状に好意を持たない人もいるようで、 “△△さんの年賀状、子供の写真のアップだけど、子供の自慢ばかりで面白くないねえ” “××さんのどこかの写真館で写真撮っているよ、たかが年賀状なのに金かけているなあ” なんてことを言いながら、好意的に受け取らない人もいるのは事実です。 先日も、ある友人と写真入り年賀状の話をしていたのですが、その友人は写真入り年賀状に対してあまり良い印象を持っていませんでした。 “写真入り年賀状なんて差出人の自己満足に過ぎないのじゃない?そんなものを受け取ったところで受取人はちっともおもしろくも何ともないよ!”
我が家では上のチビが生まれて以来、近親者が亡くなった場合を除き年賀状用に家族全員で撮影した写真を取り、年賀状にしています。かれこれ8年間、家族の写真入の年賀状を作っていることになります。 正直言って、毎年、家族写真を撮るのは大変です。何せチビたちが落ち着かず、ポーズを取ることができないからです。一度撮影したものの、出来に満足できなかった時には再撮影をしたこともあるくらいです。その甲斐あってか、家族写真入の年賀状は単に年賀状用というだけでなく、家族の記録写真として貴重な写真となっています。特に、チビたちが赤ん坊の頃から写っているわけですから、チビたちの成長と我々夫婦の変化が刻銘に記録されているのです。写真はうそをつきません。そのことをしみじみ感じます。
苦労して撮影した家族の写真入り年賀状ですが、送り先は基本的に友人や親しい先輩、後輩、知人が中心です。友人に対しては自分たち家族の近況報告の意味をこめているからです。 ただし、例外もあります。独身者や何らかの不幸が原因で子供を亡くした友人、離婚経験者には送りません。家族が写っている写真が送り先の友人に不快な思いをさせてはいけないのではないかという配慮からです。本当なら、僕の近況を知らせるために友人には家族が写った写真入り年賀状を送りたいのですが、他人からすればその思いがそのまま伝わるとは限りません。ましてや独身者、子供を亡くした友人、離婚経験者に対してはこちらの意図がなくても、嫌味のように思われるのは翻意ではありませんから。
歯科医師会関係者をはじめとした仕事上の付き合いのある人たちに対しては、干支の絵入りの年賀状を印刷し、送るようにしています。仕事上の関係で年賀状を送る送り先の人たちに僕ら家族の写真を送る意味はありません。年賀状はあくまでも年始の挨拶の意味合いしかありません。
いつまで家族の写真入り年賀状を送ることができるかは正直言ってわかりません。おそらく子供たちが成長してくれば、家族写真の年賀状自体、恥ずかしくて嫌がる可能性が高いのではないでしょう。少なくとも僕はそうでした。その反動なのかもしれませんが、僕は家族の写真入り年賀状を送ることができる時期には送っておきたいと考えてしまいます。
友人が言うように、写真入り年賀状というものは単なる自己満足なのかもしれませんが、自分と親しい間柄の人ぐらいは家族写真入り年賀状を送って自己満足していても罰は当たらないのではないかと思うのですが、如何なものでしょうね?
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