歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年01月05日(金) つながってくれてありがとう

昨年末、僕は以前から交流のあるネット友達にメールを送りました。メールには昨年世話になったお礼、感謝と良き新年を迎えられるようにという意味合いの文言を書いて送りました。
僕が送ったメールに対し、返事のメールが届いていたのですが、その中の一つにこんなことが書いてありました。

“つながってくれてありがとう”

僕はこのメッセージを見た時、思わず胸が熱くなりました。
人と人との縁故というものは不思議なものです。友人同士、恋人同士、夫婦同士、先輩後輩同士、仕事上の付き合い等々を考えてみれば、予想もしていなかった出会いから深い人間関係に進展していくことがあります。一方、永遠に続くような関係が些細なこと、思わぬトラブルで破局を迎えたり、自然消滅したりするようなこともあります。愚考するに人間関係というものは決して強固な繋がりではなく、何か細い糸で結ばれているようなところがあるように思うのです。

僕自身、ネットで日記を始めてから少なからずの方と交流を持つことができましたが、ずっと交流を保つことができている人があるかと思えば、いつの間にかネット上から姿を消している人もいます。こちらからコンタクトを取りたくても取れない人もいます。ネット上での交流は、実際の社会での人間関係よりも希薄なところがあります。仕方がないことかもしれませんが、いくらネット上とはいえ、せっかく作り上げた関係が消滅してしまうということは非常に残念に思うのです。
そんな思いから、僕は実際にネットを通じて交流のある人たちには個別にメールを送るようにしているのです。
そんな交流のある方の一人から返ってきたメッセージの一つが“つながってくれてありがとう”だったのです。

僕は“つながっている”という文句の中に、人間関係の縁故の本質が見え隠れしているように感じました。それだけではありません、“つながっている”という言葉のニュアンスの中に非常に人間味あふれる、温かいものを感じざるをえませんでした。
後日、僕は“つながってくれてありがとう”というメッセージを日記に書いていいか承諾を得るためにメールを送りました。その返事にはこんなことが書いてありました。

私は『つながる』ってことばが好きなのよ。何かしっくりいくところがあるのよ。お互い手と手を握り合ってにっこりしている感じがするから・・・。

手と手を握り合うと感じるぬくもり。そんなぬくもりを感じながらお互いに微笑みあう。そんな関係が一人でも多くできれば、世の中もう少しましになるのではないだろうか?
そんな思いを持ちながら、僕はメッセージを送ってくれた彼女に感謝を捧げたいと思います。

つながってくれてありがとう!


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