歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年01月29日(月) 有名人口元チェック 東国原英夫宮崎県知事

昨日の日曜日、新聞のテレビ欄を見ていると、朝と夜の時間帯にある有名人が出演している番組が目白押しだったように思います。その有名人とはそのまんま東こと東国原英夫宮崎県知事。正直言って、”東国原”と書いて“ひがしこくばる“とは読めなかった、歯医者そうさんです。

全国の官製談合汚職の事件の中では何人かの知事が辞職に追い込まれ、警察に身柄を拘束されていますが、旧宮崎県知事も逮捕されたことは記憶に新しいところです。そこで、年明けから宮崎県知事選挙が行われたわけですが、宮崎県民が選択したのは、そのまんま東候補者でした。聞くところによると、保守候補が一本化できなかったために当選できたのだとか、無党派層のみならず各政党支持者の中のかなりの部分が自党の候補者に嫌気がさし、そのまんま東候補に投票したということが言われていますが、とにもかくにも宮崎県知事選挙に当選したのはそのまんま東候補であったことは事実です。

そのまんま東候補は、タレントでありながらも政治のことをかなり勉強されていたようです。もともと、そのまんま東候補は専修大学を卒業後、ビートたけしに弟子入りしたたけし軍団の一人だったのですが、タレント活動をしながら早稲田大学第二文学部を卒業、さらに政治経済学部で政治のことを勉学に励んでいたのだとか。彼の選挙演説を聞いていると、とても付け焼刃的な演説とは思えないもので、相当の知識的裏づけ、明確なビジョンがあってのものだと思えました。
また、演説も言葉巧みでした。僕が印象的だったのは、
“誰が宮崎県知事をやっても一緒であれば、僕にさせて下さい”という言葉です。これは多くの宮崎県民の心の琴線に届いた言葉の一つではなかったかと思うのです。かつての自身のスキャンダルを今の宮崎県の状態に例え、そのスキャンダルから脱却しようとしている自分が今の宮崎県に役立つと訴えた、演説の巧みさ。時流をつかみ、これまでの宮崎県議会、宮崎県庁、宮崎県各団体、業界のしがらみがないところ訴える戦術の中にあって、県民の気分を巧みについた言葉ではなかったでしょうか。なかなかのやり手だと感じた次第です。

さて、そのまんま東候補、改め東国原英夫知事の口元ですが、白い歯が印象的でした。選挙戦で日焼けした広い前頭部、すなわち、広いおでこの顔に見事に対照的に白い歯が生えているところなどは、有権者に対しクリーンなイメージを売り込むのに効果的ではないかと感じた次第です。そんな東国原英夫知事の右上の前歯(正確には右上中切歯)はメタルボンド冠と呼ばれる被せ歯が装着されていました。この歯は歯と歯茎の間が微妙に黒くなっていることから誰でも気が付くのではないかと思います。
それから、もう一つ歯について感じたのは、前歯の形というのは顔の輪郭に相似するものだということです。うそのような話かもしれませんが、皆さんも一度自分の口元、前歯を見てください。自分の天然歯は顔を上下逆転した輪郭に相似しているはずです。このことを歯科では、ウィリアムの法則と呼ぶことがあります。これは、前歯を失い、入れ歯を装着する際、入れ歯の前歯の人工歯を選ぶ時に基準となる法則です。入れ歯のように自分の永久歯が残されていない場合、顔の輪郭に似た形の人工歯を選ぶのです。そうして選んだ歯は顔の輪郭にマッチし、違和感のない口元を見せることができるわけです。
下の右前歯に多少の歯並びの乱れはありますが、東国原英夫知事の口元は、面長で日焼けしたおでこが広い顔と白い長い歯により、彼のクリーンなイメージを無意識のうちに伝えることができる武器になっているのではないかと感じた次第。

これまでタレント出身県知事はいろいろと悪戦苦闘しているケースが多いのですが、官製談合で揺れた宮崎県を今後どのように立て直すのか?就任早々、鳥インフルエンザの集団感染があり対応に大変そうですが、東国原英夫知事の今後の政治的手腕に注目したい、歯医者そうさんです。


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