歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年11月28日(金) 誤字、脱字に呆れる

以前から僕が書く日記は誤字、脱字が多く、何度も読者の方から指摘されたことがあります。自分ではそれなりに誤字、脱字のないように書いているつもりなのですが、一日の仕事の合間、限られた時間で日記を書いています。自分が書いた日記を冷静に点検する余裕がないのが実情です。そのため、とんでもない字を書いたまま日記をアップしてしまうことが頻繁にあります。

かつて、ある日記友人にこのことを話すと、ブログの画面やホームページ作成ソフトに直接字を書くのではなく、一度ワープロソフトに原稿を書いてからコピー・ペーストすれば、誤字、脱字は少なくなることをアドバイスされました。この友人のとおりにしてみると、確かに誤字、脱字は少なくなったように思います。
最近のワープロソフトはおかしな漢字や表現を打ち込むと、画面の文字に赤波線や黒波線が表示されます。これを見れば、自分の誤字、脱字が機械的に確認できます。昔から英文ワープロではこうした誤字、脱字を指摘する機能がありましたが、今では日本語でも標準機能の一つとして付属しています。誤字、脱字が多い僕としては非常に重宝する機能です。

それでも、まだまだ僕の書いた文章には漢字の誤変換による誤字、脱字があります。自分でも呆れてしまうくらいですが、不思議なことに、僕は他人の書いた文章の誤字、脱字を見つけることは得意なのです。
地元歯科医師会での仕事の一つに他の先生が書いた文書を点検することがあるのですが、その際、僕はいつもいくつもの誤字、脱字を指摘します。
「そうさんに見てもらったら完璧だな」
と言われるくらいです。

それなのに自分が書いた文書で誤字、脱字が多いのはなぜ?愚考するに、自分が書いた文章に客観的になれないせいかもしれません。他人の書いた文章を読む際、何の先入観も無く読むことができます。特に、文章の誤字、脱字チェックの場合、一字一字を確認しながら読むことができます。ところが、自分が書いた文章の場合、これができないようなのです。本来なら自分が書いた文章を一度声を出して読んでみればいいのかもしれません。
ある有名な作家の方のテレビドキュメンタリーを見たことがあるのですが、その方は、必ず自分が書いた文章を自分の声を出しながら読んでいました。言葉の誤字、脱字の点検だけでなく、リズム、情感を声を出すことで確認されていたのです。一流の作家のやることは違うなあと感心したものです。
それなら僕もこの作家を見習えばいいはずなのですが、ついつい億劫になってしまいます。だめですね。もっと自分が書いた文章は責任を持って書かないといけないなあと自己反省しきりの歯医者そうさんでした。


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