歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年12月01日(月) 追い込まれないとしない人

今週の水曜日、僕は某所で歯科に関する勉強会で講師を務めることになっています。依頼されたのは1ヶ月以上前のこと。突然の申し出で戸惑いもありましたが、某所の方の熱心な口説き文句のせいもあり、引き受けることにしたのですが・・・。

まだ準備ができていません。昨日の日曜日は必死に準備をしていたのですが、準備をし始めるのが遅かったせいで準備が整っていないのです。
本来ならもっと早くに準備をし始めるべきでした。少しだけ言い訳させてもらうと、日常の診療はともかく、何かと所用があり、それを少しずつこなすので必死な日々が続いていました。そのため、なかなか準備に取り掛かれなかった事情はありました。ただ、勉強会の日取りは予め決まっていたのです。それも某所の担当者と僕とが相談の上で決めてのこと。僕が事前に了承したわけですから、一度引き受けた日取りは簡単に変更することができません。
なぜこのようなことになったのか?言い訳を抜きにすると、その原因は僕がスロースターターであるからです。何せ日程に余裕がある時にはエンジンがかからず、日程が迫ってこないと準備をしださない性質だからです。
正直言って、いつも後悔しています。何か約束事や課題がある際、どうしてもっと日程に余裕を持って準備はしないかと。精神的に余裕を持ちながら準備をすれば、完成度の高い準備ができるのではないかと思うのですが、それができないのが己の悲しい性です。

僕が好きな作家の一人に池波正太郎がいます。この方は、一度も依頼された原稿の提出を遅らせたことがなかったのだとか。しかも、期日には余裕をもって出来上がっていたとのこと。池波正太郎曰く
「いつも原稿の締め切り日から逆算し、どうすれば原稿ができるか考えながら書いていた。」

うらやましいです。常に余裕を持つためには常に出来上がりから逆算し、いつ何をすべきか考え、実行できる。僕もいつの日かこのような習慣を身につけたいのですが、そうはいっても直前に迫った勉強会の日程は刻一刻と迫ってきます。

さて、今日も診療の合間と診療終了後に追い込みの準備をしていくことにしますか!


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