歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2009年04月15日(水) 自分のために日記を書く

人間は生まれてから親や周囲の人が話す言葉を聞き、それをマネながら話します。続けているうちに頭の脳神経細胞の発達とともに言葉の意味を覚え、単語を覚える。単語をつなげながら文章を話すようになります。小学校に通うようになれば読み、書きを学びます。読み、書きを学ぶことで外部からの情報収集能力が増し、聞く能力、話す能力は更に高度なものへと進化する。
母国語である日本語の場合、これを特段意識することなく誰もが行っていることですが、母国語以外の言葉を覚える際には、読み、書き、聞き、話すことがそれぞれ連動していることに気づかされる人が多いのではないでしょうか。

僕自身、“歯医者さんの一服“日記を書き続けて間も無く7年になろうとしています。歯医者の戯言として駄文を書き続けているわけですが、最近感じることの一つは、人前で話すことに抵抗感が無くなってきたということです。
これは人前で話す機会が増えてきたことも関係しているとは思うのですが、咄嗟に何かを話さないといけない場合、何となく頭の中にイメージができてそれを話すことができるようになってきていると思うのです。話している内容は大したことはないのですが、それなりに起承転結があることを話すことができているようです。

以前はそんなことはありませんでした。むしろ逆で何を話していいかわからず、思わず沈黙してしまうことがほとんどでした。そんな僕が何とか人まで臆することなく、それなりのことを話すことに抵抗感が無くなってきたことの一つには、“歯医者さんの一服”日記を書き続けているということと関係があるだろうと思うのです。

当初は歯医者のことを一人でも多くの人に知ってもらおうと立ち上げた“歯医者さんの一服”であり、“歯医者さんの一服”日記であったわけですが、書き続けていると自分の話す能力の改善にもつながっているように感じてなりません。日記を書き始めたことは思いもしなかったことではありますが、日記を書くことは他人のためだけで無く自分のためにもなっている。そんなことに気づかされた今日この頃です。


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