2009年05月08日(金) |
人が変わるのは難しいなあ |
先々週、僕はある会合に参加したのですが、その会合の冒頭にある方がこのようなことを言われていました。
『人が変わるには3つのことを考えればよい。時間配分を変えることと付き合う人を変えること、そして、住む場所変えることである。』
聞いていて確かにそうかもしれないと感じました。
人は自分の時間配分というものを知らず知らず持っています。何か物事をするにしてもゆっくりとしないと気が済まない人、絶えず動かないと落ち着かない人がいるもの。おそらく人は育ってきた環境、教育、経験、そして遺伝などにより自ずと自分にとって心地よい時間配分を持っているのだろうと思います。他人から時間配分のことを指摘されると、非常にうっとおしく感じる人は少なくないはずです。
付き合う人を変えるというのも頷けます。 類は友を呼ぶと言います。自分の周囲の人を見てみれば、やはり自分に相当する人と相対していることがわかるような気がします。自分で意識していなくても、自分と付き合っている人は自分と肌が合う、価値観が同じ人と付き合っているのは不思議な感がします。 また、仕事をしていると自ずと同じ業界の人と付き合わざるをえません。業界には業界の雰囲気というものがあります。業界を知らない人から見れば中に入り込めない独特の雰囲気ってあるものです。朱に交われば赤くなるではありませんが、業界の中で働いていると、自ずと業界の色に染まることってあると思うのです。 そういった付き合う人を変えるということは、大変大きな変化であり、これまで歩んできた人生を新たな局面に向かい入れるチャレンジの一種とも言えるでしょう。
住む場所を変える。これは実に大きな変化でしょう。僕も引越しを2度経験しましたのでよくわかりますが、引越しによって日常生活は一変します。自分が住み慣れていた場所を離れれば、近所の人も変わります。その地方の習慣、風習、気候も異なるでしょう。自ずと自分を変えざるをえない状況に追い込まれるはず。
これらに共通していることは、人って変わるのは難しいことなのだなあということです。時間配分も付き合っている人も住む場所も変わるにはそれ相当のエネルギーが必要だからです。
例えば、仕事の都合で転勤、移動、引越しをせざるをえない場合、自分の好き嫌いに関係なく住む場所が変わるわけですが、これなどはその人の人生に相当のエネルギーが必要ですし、ストレスを与えていることは確かだと思います。ストレスをストレスと感じるか感じないかは人それぞれでしょうが、長い人生を振り返れば、引越しによって生活が一変するのは確かなことです。生活が変われば人が変わらざるをえないものでしょう。
僕自身のことを考えると、自分が変わるということは・・・。今のところ、非常に困難ですね。どうしても自分の居心地の良い、楽な方向で生活をしたいという気持ちが満載なものですから。自分の生活には自分なりのリズムができており、それを変えるのは難しいですねえ。僕の実感です。
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