はぐれ雲日記
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17日は、深夜勤務まで少し時間があったので永田町に中村医師の講演会を聴きに行 きました。 社会文化会館がよくわからんかったので、国会図書館から出てきた人に道を尋ねると 「ああ、あそこ・・。女の人がいっぱいたまってますよ。」 おんや。ほんと。すっぴんでパーマっけの無い女性とかけっこう多かった。 ・・・いんや。すっぴんといっても女子高生とかじゃなくておばちゃんのほう(笑) わたひも一番ひどくて人のこと言えたもんじゃあないけど。 並んでるあいだ、「神の子」上演案内とか「夜間中学の話」とかあといろいろ・・・ ・ チラシをもらった。 中には”天皇家のあとつぎはいらない”デモのご案内とか (ヘ?おいおい、そこまでキチガイになってねーよ)なんか、 完全に「空気よみちがえ〜」のまま会場に。 前説(まえせつ)が二人。早くも立ち見席、通路までうずまってなんとなんと壇上に まで たくさんの来場者が坐った!そして中に入れずに帰った方もたくさんいたようです。 でも、中村医師っていろんな人や団体から利用されなきゃいいがとつい感じてしまい ました。
中村医師登場。 なんか、朴訥で頑固な田舎のお医者さんといった風体で 政治的とか、センセーショナルな感じはまったく感じなかったです。 スライドを使用して、淡々と18年間のアフガニスタンでの診療生活を語りました。 ハンセン病の治療と予防、大流行した悪性マラリアの根絶との壮烈な戦い。 (注 壮烈な戦いと中村医師は言ってません。わたひが感じただけです)
アフガニスタンはヒンドゥークシ山脈の雪解け水で生きていること。 地球温暖化で、その雪が少なくなりカブール川も干上がり未曾有の大干ばつで 飲み水も無い。疫病が蔓延して何千という人々が診療所にかけこんでくるが 外来で待っている間にも赤ちゃんなど、体が冷たくなってくるそうです。
食料も無いが、水が無いと体は24時間持たない。水がどこにも無い。 そのため病状が悪化し、バタバタと死んで行く。 「病気どころでは無い!とにかく生き残ってくれ」と中村医師は井戸を掘ったそうで す。 岩盤のあるところはロシアが埋めていった1000万個の地雷を少し利用して・・・ (ありがとう。ロシア。じゃなくっておまえらが地雷の後始末しろって・・・・) それからアフガンの「すぐそこ」は歩いて丸一日だったり、ハンセン病の治療に 部落まで馬にのったり歩いたり、切り立った崖をはうようにして一週間かかったと か。
最後に「現地の実情とマスコミ報道は違っているのでびっくりしてます。」と結びま した。 現地で働いているスタッフの報告と米側の発表とはあまりにも落差があるとのこと。 カタール放送局も爆撃され大変心配されているようでした。
最後に感想です。(ラップで。 タハッ!) ♪考え論ずる人よりも行動する人信じたい アフガン苦節18年中村医師について行く おっぺけぺっぽうぺっぽっぽ。
では「我が胸の怒る思いにくらぶれば 煙は薄しアフガン空爆」でした!
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