はぐれ雲日記
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たしか、昔わたしの記憶が確かならば 「バット」というタバコがあった。 よく買いに行かされた。
漫画や映画で”バットマン”は何回も見ているが、実は本物のこうもりは一度も見たことが無い。 飛んでるのは何回か目撃しているが。 きのうのこと、閉めきっている家のなかで 天井からかすかな物音。「すわ!野ネズミか?」 引っ越してきた当時、あたりは以前農地だったこともあり、天井でネズミが暴れてびっくりしたものだ。 これはすぐ駆除できて今に至ってるけど。
ところが、うすいベールのようなものが居間をキッチンを飛交い始めた。 「あれ?鳥かな?」いやとびかたがソフトだ。 チョウチョにしては大きいしすばやい。 ・・・ゲゲッ、なんとこうもりだった。
こうもりはかみつくというからこわい。 でも、飛び方はさすがうまい。 目が見えず、超音波を発信して障害物の距離を正確にキャッチしているから、絶対に壁や天井やシャンデリア(うそ。電燈)なんかにぶつからない。
さて、大声で二男をよぶ。 よんでも、おもしろそうに見ているだけで「網がないよ・」とか言って役にたたない! しょうがない。ではやるか。 帽子で押さえて、でかいビニール袋をかぶせる。 れれれ〜! あーらビニールの中で「コロン」と死んだふり。くるみのように小さく丸まってしまった。 羽を広げてやろうとつまんだが知らん振り〜 そうっと白い紙の上において外へ出したら「あーらら」パアッと遠く遠くへ飛んで行ってしまった。 こうもりの赤ちゃんだった。
みんなとはぐれてしまったんだね。 2階の窓を開けておいたからまぎれてしまったのかも。 近所の人にこのできごとを話したら、「こないだは伝書バトが入ってきちゃった」と言ってたので、さらにびっくり。
動物も人間もピントがずれてきたというべきか はたまた地震なんぞの前兆か・・・・?
でも、可愛かったなあ。こうもりの赤ちゃん
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