はぐれ雲日記
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2001年12月21日(金) ラーメンは人類を救う

昨日は日本橋人形町の本やで林家 木久蔵師匠の創刊記念サイン会。
「昭和下町人情話」 この時代にさまよう人々の心をあたためる
木久蔵流・江戸前の暮らし。いいねえ。こういうのは。
おんやけっこう並んでいるじゃあないの。 2冊購入。
近くで見てもやっぱしラブリー♪木久蔵ちゃん。
差し出した色紙にサラサラっと金文字で「ラーメンは人類を救う」

ああ〜! 師匠、お気持ちはわかりますが商売はヌキよん。
で。「こないだ、師匠の「笑点」に子ども学校休ませて行かせてもらいましたよ〜
だって大喜利のほうがよっぽど国語の勉強になるんですもん」
師匠 「アラ〜・円楽さん見て具合悪くなっちゃたんじゃあないの?」

わたひ「で、魚河岸で働いている長男に、ちょこっとサインお願いしまーす。」
そしたら サインと・・・”ウオッと笑って!”と本にひとこと。(笑)
「すみません。すみません。わたしだけの師匠じゃないのに・・・。」
待ってる間中もタリバンやブルカやオウムの話をしてたよ。
帰りに地下鉄の車中でちょっと読んだら、巻頭にこんないろもんが。

”僕が6歳になった昭和18年。ビクターから出たお正月用のレコードがあります。

坊や おききよ
1 坊や美味いか 特配の 砂糖で炊いた豆の味
  これもみなみの国からの 兵隊さんの贈り物

2  坊やいつかのゴムまりは 仏印進駐の記念品
   今にアメリカ 亡ぼして 自動車ぐらいは 土産物

この歌とはうらはらに戦果は悪いほう悪いほうへと進んでいて・・・(中略)
国の物資の不足を「欲しがりません勝つまでは」と勝つはずのない
戦争に期待させられていました。”

あと、横山やすしさんとの交流だとか、ちょこっと作れるおいしいもんの話
ですとか、ひさびさに「ザブトン10枚!」の本でした。


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