たそがれは銀ねず色でそこここに ひっそり闇が立ち上るいちにちの終わりへとみちびく 12月の冷気にまじり静かにコートの襟に舞い降りる 夜の粉をはらいのけるように胸を張りブーツのかかとをならし家路を急ぐクリスマスを終え最終コーナーを回った師走の荒い息遣いが 背中を押しているけれどいち年が終わっても私は私でいち年が明けても私は 私なのだろうから