☆空想代理日記☆
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昨日の夕飯はちょっと王様気分だった。なんとなく革命が起きたようでもあった。
エビフライにタルタルソースをつけて喰べたからだった。ほぼかたまりに近いのにソースなので、ものすごく偉い人になった気がしたのだった。
しかし、そんなことはどうでもよかった。以前、近所にある遊歩道のことを日記で書いたことがあった(5月23日参照)。
その遊歩道にはホタルが出没する場所があるらしいのだった。これは見学に行かなくてはいけないような気がした。
頭皮がちりちりとする快晴のなか、まるで道路をすべるかのように、また泳ぐかのように結局は歩いていった。
さすがはホタルが出没する場所だけあって、荒涼としていた。がっぷり四つで荒涼のほうから向かってくるようだった。
例のごとく『&』で座った。すると斜め前方に墓地があった。火垂るの墓だ、なんてダジャレを考えている場合ではない。
誰もいないのに墓石の存在感は大きかった。むしろ、誰もいないから大きいのだろうか。
ともかく不逞者は怖い場所が嫌いなので、漫画のように走って逃げてきたのだった。
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