☆空想代理日記☆
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昨日は不逞者が生まれてから30年が経った日だった。だからどうした! ともいえる。
朝、マードレがやってきた。「誕生日だろ。ほれ」と言って右手を差しだした。
掌のうえには側面がギザギザになっている10円玉が3枚あった。どうやらそれで30歳を表現しているようであり、なぜか勝ち誇った感じをうけた。
「ファック・ユーですよ、お前さんには」
マードレは不逞者の発言に驚愕していた。
ともかく何の実感もないが30歳になってしまったようだ。まだまだ若いことを証明することすら面倒くさいのだった。
部屋を暗くしてテレビ画面に近づきポケットモンスターとかいう黄色い化け物のアニメで失神すれば、不逞者は若いと証明できるとのことらしい。
不逞者が王族かそんな血筋の人間だったら、31アイスは1品減らして営業していたのかもしれない。
そんなことはどうでもよくて、友人の子供たちや近所の子供たちから「じじい」と呼ばれても文句の言えない年齢になったのは間違いないようだった。
不逞者、ショックで眠れなくなった。
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