☆空想代理日記☆
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実はこの数日間、不逞者はとんでもないくらいの頭痛に悩まされていた。
頭蓋骨をぱかっと開いて、なんか硬い棒かなにかで脳みそをぐちゃぐちゃにされているような痛みだった。
このため、いつものような鋭い言動はできなかった。いつものような鋭い言動とは何かというと、不逞者が教えてもらいたい。
頭痛からひろがり、首痛、肩痛などもあった。
原因はいまでもわかっていないのだった。
マードレが全裸で独りオセロをしているところなんて目撃してはいないし、パードレが見知らぬ子供に向かって石を投げているところも目撃してはいない。
白いスーツを着た男性がペンキ塗りたてのベンチに座って立ち上がったらゼブラ柄になっているようなマヌケな場面も視てはいないのだった。
ほかに頭痛の種になるようなことはないかと考えた。しかし、種があって花がないのはどういうことなのかなんて無駄なことしか思い浮かばなかった。
仕方がないので、このような無駄な時間が頭痛の原因なのだろうと決定したのだった。
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