☆空想代理日記☆
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昨日は自然の空気をたらふく吸いこんでこようとそういうところへ向かったはずが、着いた場所は100均と呼ばれる店だった。
たまたまノートやペンやなめ猫の定規などが欲しかった。だが偶然にも発見してしまったポテトチップスやチョコボールなどを笑顔で購入した。
あんまり100均には行かない不逞者、たまたま店内が気になったので買い物袋を手にさげたままうろうろした。偶然にも綺麗な食器や視たこともない石鹸をみつけて興奮した。
視力が悪いので、少しだけかがむようにして商品を視た。
すると少し離れた場所から店員さんが不逞者に「トンカツにマヨネーズとかつけそうだよね」と言わんばかりの視線を投げかけてきたのだった。
何がなんだかわけがわからなかったが、不逞者はトンカツに塩をかけるので、気にしないようにしていた。
白いシャツにネクタイという、出がけの姿の店員さんが不逞者に、「買い物袋を持ったまま店内を歩かれますと、その……、万引きかと」と言った。
不逞者、怒った。
「ここは100均なので、実行したとしても百引きじゃないんですか?」
静けさだけが残った。
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