☆空想代理日記☆
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昨日は銃撃戦のようなうるささで目醒めた。カーテンをあけてみると、銃弾が降りそそいでいるような強雨で、銃撃戦という感想はあながち間違ってなかった。
なぜか突然、外に出たくなった。雨のなか、上を向いたらレンコンのような鼻になるんじゃないかとワクワクした。
それから昨日は、回転寿司を喰べに行った。厚手の布の端と端を背後で引っ張るように持って、雨にあたらないよう工夫した。そして「ひゃあ」と叫びながら不逞者は疾走したのだった。
回転寿司店では相変わらず皿はまわっていたが寿司は1ミリも回っていなかった。
不逞者の隣席に1人のおばさんが座っていて、大食い大会を思わせる喰いっぷりだった。
少食の不逞者はなぜか競争相手に選ばれているような錯覚をおぼえた。なのでがんばってむしゃむしゃ寿司をほおばった。
稲妻のような速さで喰べた。途中、2人の攻防がスローモーションになり、誰が視ても白熱しているようだった。
ただ、攻防の攻めるは喰べることだとわかるが、攻防の防ぐは何をすればいいのだろうかと思った。考えているうちに負けてしまった。
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