☆空想代理日記☆
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昨日の不逞者、足の先から爪先まで電撃がほとばしるような衝撃をうける料理本を探しに古本屋へ行った。
最近、フライパンをがんがんあおる自分に酔いしれている不逞者、そろそろ調子にのって揚げ物に挑戦するべき時がやってきたと考えているのだった。
そうして手羽先をつくることにした。 手羽先といえば名古屋風である。名古屋風のあの甘辛く味付けするタレは、おそらく天下無敵だろうと思う。
が、そんな都合のよい料理本はないばかりか、こういう時こそインターネットを使うべきであると、あらためて平成時代の常識を肌で感じた。
だが不逞者はヘソが無いのではないかというくらいのヘソ曲がりなので、勘でつくることにしたのだった。
理科の実験のような気持ちだった。理科のレベルがビーカーとか受粉な不逞者、不得意であるのだった。
軽い小爆発をおこし、不逞者の髪の毛がアフロになり顔面が黒くすすけて口から白い煙を吐きだすようなことはなかったが、寸分の狂いなく手羽先を甘辛く味付ける魔法のタレの作成は失敗におわった。
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