☆空想代理日記☆
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昨日は男らしい背中について考えた。なぜ、こんなことを急に考えたのかというと、頭がどうかしたに違いないからだった。
しかし逞しい背中には強い磁力のようなものを感じるのだった。なので、海へ行こうと思った。しかも港である。
港に着くと、豪華客船が幅寄せして停泊していた。何階建てだか視上げるのも大変そうな船だった。
圧倒的な存在感に不逞者の背中などどうでもよくなった。たとえば架空の大会で背中選手権なるものがあって偶然にも不逞者が優勝候補であったとしても、船の存在感には到底かなわなかった。
こういった巨大船にはどのような人が乗っているのだろうか気になった。アイパッチに片腕が鉤爪になっていて人相の悪いヒゲ面のおじさんは乗ってなさそうだった。
性格の悪そうな赤毛の少年が半笑いでツバをふきかけてくるようなことはなかったが、実際にいてもおかしくない雰囲気があった。
とりあえず巨大船の雰囲気を一言で説明すると、「あと三言ください」とかわけのわからないことしか浮かばないのだった。
ちなみに、長時間うえを向いていたせいか、首が痛い。
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