☆空想代理日記☆
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昨日はドラえもんでも読みながら友人を絶望させるイタズラを考えていようと思っていた。が、ドラえもんに恐竜がでてくる話に不逞者はひどく感動したのだった。
偶然にも不逞者が住んでいるところの近くで化石掘りができる場所がある。2級河川の上流のほうである。
発掘セットみたいな便利なアイテムを持っていない不逞者、こんな時ドラえもんならどうするのだろうかと考えた。たぶんロボットなので水場には近寄らないのだろうと思った。
仕方なく化石がありそうな石を拾って、大きな岩にぶつけた。ずいぶんと原始的であるが、有効だった。
割れた石を視てみると、紫色だか茶色だかわからない不気味な色がにじんでいた。化石どころか呪いの詰まった石のようだった。
たぶん、あの色の石を直視すると副作用があるのだった。そして不逞者はもはや手遅れなのだった。
魚を喰べるたびに骨が咽にぶっ刺さったり、新品の電池がまったく空だったりする副作用なのだろうか。または、歩いていると何もないところでつまづいたりするのかもしれない。
おとなしくドラえもんを読んでおけばよかった。
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