☆空想代理日記☆
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昨日の日本はすっかり秋めいていたが、不逞者はまだ秋らしいことを何ひとつしていないことに気がついた。
秋といえば松茸しか思い浮かばなかった。となると、秋という季節は、松茸しか浮かばない自身の脳みそを呪う季節であるのだった。
そういえば松茸は、とても危険な喰べ物である。中にカミソリが入っていることもあり、舌べらがズタズタになるという。または有毒ガスを発生させるらしい。このことは不逞者がうんと小さい頃に両親に教えてもらった。
両親の話によれば、ある家の近所から松茸の香りがしていて、翌日になるとその一家は惨殺されていたそうだ。
また別の話は、1人の青年が松茸が置いてある八百屋の前で店主にむかい、右手親指で鼻をこすりながら左手のてのひらを太陽にむけて親指以外の4本の指で威嚇したそうだ。
不逞者、それはブルース・リーだと思った。
ともかく松茸というやつは不良が上半身にダイナマイトをくくりつけているような危険なものだそうだ。
なので松茸を焼いて喰べたり土瓶蒸しにしたり炊き込んだりしている映像は、すべてCGに違いない。
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