☆空想代理日記☆
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2007年10月14日(日) 10月14日(日)

 昨日は、とある知り合いから連絡があった。そろそろ草野球のシーズンも終わりに近づいているので観戦にこないか、というお誘いだった。

 不逞者、丁重に断る。

 なぜなら、草野球には選手の家族や知人友人しか観戦にこないため、ひじょうに淋しいからだった。

 いっそのことルールを変えてしまえば、いろんな人が観戦に来るかもしれないと不逞者は考えた。いや、それはたぶん間違いない。

 野球のルールは男性でも知らない人がいるくらい複雑で、専門用語が多すぎる。

 とりあえず選手はすべて女性にして、できれば若いほうが良い。

 投げられた球を前に打つことができれば、いちごのショートケーキがもらえるのはどうだろうか。

 応援は腹式呼吸を禁止して、黄色い声援を目指すことを義務づければよいと思った。また、黄色くないと判定された場合、墨汁で落書きされるのはどうかと考えた。

 正式名称は『乙女野球』。これなら不逞者も文句なしで観戦するのだった。ということで、知り合いには文句ありで断ったのだった。たぶん不逞者、ひとでなしであるのだった。



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