☆空想代理日記☆
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2007年11月23日(金) 11月23日(金)

 昨日は、背後から迫りくる寒波から逃げるように映画館へ行った。バスの後ろからロープでひきずられるようにして行った。

 何を観るのかを決めずに行ってしまったため、上映開始時間がわからないのだった。

 上映している途中から入ってしまった場合、青白く顔面が光っている生物が並んでいることが稀に目撃できる。

 そして、最前列に座高がものすごい高い男性、後ろの人は前が視づらそうに首をにょきっと伸ばしている。さらに後ろの人も首を伸ばしていて、1列全員が首を伸ばしていた。という奇跡的に出来あがる横型トーテムポールを発見することもあるのだった。

 が、今回は誰もいなかった。高校の時の後輩や友人の母親もいなかった。本日限定の貸し切りのようだった。

 両足をあげ、腕は限界まで広げて座った。椅子に座りながら、ドラム缶にお尻からはまってしまったような座り方であった。

 不逞者だけだったので、お菓子をばりばり喰べて周りに雑音を振り撒く人や咳払いをする人やワラ人形で呪いを成就するような人がおらず、とても静かだった。

 まるでそこは「クワイエットルーム」のようだった



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