Skipper Johnの航海日誌

2007年08月14日(火) 賞賛する経営者は誰か?

賞賛する経営者は誰か?

「ビジョナリーカンパニー」の著者、ジム・コリンズに対し「賞賛する経営者は誰か」との問いに、米AMDのヘクター・ルイズCEOを挙げた。メキシコ生まれで苦学の末、2002年に半導体大手のトップに上り詰めた。現在は巨人インテルに戦いを挑んでおり、そんな人間ドラマに引かれる、という。コリンズ氏は企業の競争力の源泉として、企業文化や人材を重視。
(8月11日付け 日経新聞)

戦略ポイント: 賞賛する経営者の基準をどこに置くか?

「ビジョナリーカンパニー」は私の大好きな本です。ジム。コリンズがAMDのヘクター・ルイズを賞賛する経営者に挙げたのには大きくうなずけました。ビジョナリーなCEOが大手にチャレンジする姿勢はとても好感が持てます。

では、現代の中国で賞賛する経営者の条件はどのようなものなのでしょうか?

基準の置き方は人それぞれなので何ともいえません。中国のマスコミでよく言われるのは「業績のいい会社の代表」が選ばれやすいということかも知れません。

私は中国に限らず、賞賛する経営者には3つの条件があると思っています。
1) 大きな変革をもたらす経営者であること
2) ビジョンを明確にして夢をあきらめずに追い続けること
3) 人材を大切にしてモティベーションを維持する仕組みをつくっていること

そうすると国有企業の経営者はなかなか該当しないかもしれません。変革やモティベーションを推進するには民営企業のほうがやりやすいでしょう。これからどんな経営者が出てくるか楽しみです。


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Skipper John