2007年08月20日(月) |
中国が家電等へのリサイクル設計を義務付け |
中国が家電等へのリサイクル設計を義務付け
中国政府は家電、電子機器、自動車などのメーカーに商品のリサイクル対応を義務付ける。設計をリサイクルしやすく改良したり、使用する素材の種類を減らすなどの対応を課す法律や指針を整備する。 (8月15日付け 日本経済新聞)
戦略ポイント:リサイクルの経験を生かす
対象は冷蔵庫やエアコン、テレビ、洗濯機、パソコン、携帯電話、自家用車だそうです。有害物質を含まない材料の使用や解体を前提に構造の簡素化などが要件となるようです。自動車は2010年から材料の再利用率80%となるそうで、業界への影響は大きいそうです。
新たな規制が決まると、それをクリアするために各メーカーが競って新技術や工夫をこらしていきます。時にはものすごいイノベーションが起こるときもあります。70年代の排出ガス規制で、ホンダがCVCCエンジンを開発したのはその好例です。
また、日系メーカーは日本での高いエコ基準をクリアしてきた実績があり、今後中国におけるリサイクル設計の分野でも先陣を駆けることできるような気がします。(私はメーカーのことはよく分からないので想像だけしています)
新たな規制をチャンスと捉えて、日本で蓄積したリサイクル設計のノウハウを駆使して、マーケティングでもエコな商品を全面に打ち出していけると面白いのではないでしょうか。
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