Skipper Johnの航海日誌

2007年09月09日(日) ハイブリッド型の複合店舗が増加

(日本)ハイブリッド型の複合店舗が増加

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はAVソフトレンタル店」TSUTAYAの出展を増やしているが、中心になっているのは書籍販売やカフェと組み合わせた複合店舗。複合店舗の「ついで買い」促進効果を無視できない。
(9月3日付け 日本経済新聞)。

戦略ポイント:ワンストップショッピングが生む「ついで買い」効果

記事によれば、サンリオも郊外型百貨店でキャラクター商品売り場にセルフ式のカフェを併設したそうです。家族を含めゆっくり商品に接してもらおうという意図ですね。

先日、日本で二つの「ららぽーと」を回る機会がありました。ららぽーと豊洲と、ららぽーと甲子園です。両方とも売り場を曲線的に配置して視覚から飽きにくい設計になっています。低層階を広く取って開放感のあるお店づくりにこころがけています。また、ワンストップで買い物が終えられるのでさまざまな世代のお客様が楽しめるようになっています。

夏休み時期だったのでお子様連れが多かったのですが、広さもあるので混雑してはおらず、ゆっくり買い物を楽しめました。大手スーパーを核として、雑貨(東○ハンズ)やビデオ、ブティックは個性的なセレクトショップもかなりありました。

上海ではまだまだここまでのレベルはできていません。上海ではショッピングモールは数多くあるのですが「ついで買い」効果まで考えて作りこんであるモールはありません。また、どのモールも同じお店が入っていることが多く、あまり新鮮味が無いのも現状です。

上海は現在モータリゼーションの真最中で、自家用車で行く今後郊外型のモールがもっと注目を浴びていくと考えられます。しかし、店舗選定やモール設計がマンネリ化していて、どこでも同じようなモールが作られ続けています。

「ここにしかない商品やお店」、「ここでしか体験できないもの」をもっともっと集めて欲しいと思っています。そうすれば「ついで買い」効果がもっと高まるのではと感じます。


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Skipper John