そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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「あの人」が好きな香水はアラミス900。
まだ私に違う人がいたころ、でも「あの人」のことが気になり始めた頃。
ある日「あの人」に喫茶店で会ったらすごくいい香りがしたので聞いてみた。
「あぁ、俺?アラミス900つけてるねん」
もちろん私は即行ネットでその香水を検索、即購入。
さっそくその香水をつけ始めた私に「お前変わったな」と違う人から言われたっけ。 それまで違う香水をつけていたけど、「あの人」と逢う頻度が増え、体に触れる回数が増えるにつれ、
「違う香水がつくと疑われる」
そう言った「あの人」の言葉がきっかけで、今まで使っていた香水を捨てたっけ。
煙草も、私はその時違うのを吸っていたけど
「俺の吸っているのと同じ銘柄に変えてくれたら、無くなっときもらえる」
そんな「あの人」の言葉で変えたっけ。
私はほとんどのものを「あの人」の一言で変えたっけ。 だけど「あの人」は変わらない。
いつも「あの人」に「ブス」「バカ」と言われている私だけど、今日は紹介された違う人と会った。 紹介された人と緊張の時間を過ごし、別れたあとにその紹介された人からメールが来た。
「笑顔がチャーミングでとてもかわいい人で、すごく気にいっちゃいました!」
普通ならとてもうれしいセリフだけど、いつも「ブス」と言われているのでそう言われたことさえも「どうせお世辞よね」なんてヒネてしまい、今だ返事さえ返せずにいる。
金曜日に逢った時に、
「今日俺を逝かせる事ができひんかったら、もうこんな機会ないからな」
そう言いながらジーンズを下までおろし、私は「あの人」の男臭いところに顔をうずめた。
だけど。逝く気がない人を逝かせる事が出来るほどの技術を持っていない私は、またも逝かせる事が出来なかった。
「下手」「ブス」「馬鹿」
こんなマイナスな言葉ばかり言われるのに、どうして私は「あの人」についていっているんだろう。
自分でもこの頃わからなくなってきている。
Toっちゃん
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