そこにある時間


「出逢うのが遅すぎた」

絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。


DiaryINDEX今までこれから


2008年01月27日(日) 空港

今日、「あの人」を空港まで送ってきた。
小雪舞う中、私の愛車で「あの人」を国際空港まで。



「あの人」と13時30分に待ち合わせ。
ローソンでトイレ借りて車に戻って来たら、ちょうど「あの人」が私の車に乗り込んで来た。

まだ家では法事の後の、親戚集まっての飲み会みたいなものが続いていたみたい。

エンジンをかけ、一路国際空港へ。
早速私は水曜どうでしょうのDVDをかける。
インドへ仕事で行くのが嫌でしょうがないとぼやく「あの人」を少しでも和ませる為に。

案の定、どうでしょうを見て爆笑の「あの人」。

一通り見終わると、「あの人」はいきなり寝始めた。

ここ最近、「あの人」にとって全ての事が精神的に疲れる要因でしかなかった。

今回のインド行きもそう。

早めに空港に到着して、本屋や薬局へ行って喫茶店に入りアイスコーヒー注文しても、


   「行きたくない」


といつも以上に多くたばこを吸いながらぼやいていた。

法事を途中で抜け出さなきゃならないし、おまけに月末にインドだし。

バンガロールならまだババジに会いに行けたのに、よりにもよって北インド。

パキスタンに近い場所だなんて…。

今日の法事のためにお姉さんが昨日から来ていたんだけど、お姉さんが準備してくれていた晩御飯に対して


   「俺今日からインド行くのに昨日の晩ご飯カレーやってんで。どう思う?」


そんな「あの人」に私は車中でガヤトリーを聞かせてしまっていた。



   「最近地震多いねぇ」ー私。

   「俺が日本おれへん間、気をつけな」ー「あの人」



そんな事を話しているうちに搭乗時間になった。

私と「あの人」は一緒に搭乗口まで話しながら歩いて向かった。

「あの人」が乗る便はSQ0621便、シンガポール行き。
シンガポールで一泊してから翌日デリに向かう。

浮かぬ、眠たげな「あの人」の表情。



   「2月3日、また空港で逢おうね」ー私

   「分かったっちゅーねん、ひつこいぞ」ー「あの人」



バイバイって手を振ってしばしの別れ。



「あの人」が帰って来るまでに、ユニクロで、白色以外の半袖のインナー、靴下、パンツを買っておいてあげなきゃ。



気分はまるで母親。


さぁ、家に帰ろう。


Toっちゃん

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