そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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2008年12月05日(金) |
11時半から19時まで。 |
とっちゃんの用事が終わるまでまっていた私。
今日の会議の話がまとまれば、とっちゃんは遠い存在の人になってしまう。
実際はまだその話は頓挫しているけどね。
上手くいってしまうと、とっちゃんは来年の2月には遠い存在の人になる。
今日は、15時から17時30分くらいまで話し合いをしていたとっちゃん。
話し合いがスムーズにいかなかったのか、辛いため息ばかりを吐くとっちゃん。
私に出来るのはタイミングをはなり、とっちゃんの話に対して好転的な返事を返すくらい。
私はあまりにも無力だ。
とっちゃんは何度か私に「ぶすっ」と言っては笑っている。
それでいい。
とっちゃんは、彼は、いざ話が上手くまとまったら、躊躇も未練もなく私を捨てるだろうな。
とっちゃんの彼女がダイヤモンドなら
私はただの石ころ。
誰だって石ころよりダイヤモンドを選ぶだろう。
相変わらず
「顔整形したほうがいいぞ」
と言うとっちゃん。
「顔の整形するお金あるならお尻をプリケツにする手術するよ」
そう私が答えると「それは当たり前や」と返してくるとっちゃん。
とっちゃん、普段はあなたの名字であなたの呼ぶ私。
とっちゃん、あなたにとって私はどんな存在ですか?
私は
いらない人ですか…?
とっちゃん
私に対するあなたの本音はどんなものですか…?
車は19時前にとっちゃんの車をとめた場所に帰ってきた。
すぐには降りず一本の煙草に火をつけたとっちゃん。
深いため息をついたとっちゃん。
泣いているようにも見えたとっちゃんの表情。
とっちゃん、その顔を彼女にも見せていますか?
それとも私にだから見せる顔なの?
「気をつけて行ってこいよ」
そう私に声をかけてくれたとっちゃん。
あなたの優しがつらい時があるなんてね。
思わず、車を降りようとするとっちゃんの腕にしがみついた。
そして祈った、心の中で。
「お願い、私を捨てないでね」
とっちゃん、捨てないでね。
Toっちゃん
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