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共に学ぶ - 2008年01月06日(日)

『救助指令、現場○○町○○、労働災害』
先ほど救急隊が出動している現場ではないか。
ということは、現場からの要請だ。
確か救急隊長は、救助隊の経験者のはずだ。
出動途上、指令室からの付加情報が入る。
『二階建て住居の建築現場において、二階より負傷者を降ろすことができない』
現場到着後、先着救急隊より状況を確認するとまだ、棟上げが済んだばかりで階段もなく・・・・
これでは救急隊だけでは降ろせないはずだ。
要救助者の頭部に“かけや”が落ちてきて、一時的に意識を失ったものであり、救急隊によりポリネックで頸部を固定されていた。
傷病者の無理な移動が、傷病程度の悪化や苦痛を強いることになる。
当然、救急隊長もいままでの救助隊の経験から、より安全な搬送や応急処置の継続のため、即座に『救助隊を要請』した。
「“一箇所吊り担架水平救出”で救出する!」隊員に命令する。
「支持点、ここ!」
「支持点直下、開口部より救出!」
基本に忠実な操法を繰り返し訓練していたおかげで隊員同士息が合う。
基本が身体に染みついたおかげだ!
救出方法の場所や困難性にもよるが、必ず救命処置が優先することを忘れてはならない。
そして、救急隊員が救助技術を知ることや、逆に救助隊員が救命処置をマスターすることも必要不可欠なことだということを・・・




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