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回顧録 (新米教官イザ!) - 2008年01月12日(土)

教官は座学を2教科と実科訓練を担当するわけですが、座学となればそれなりの知識を要求するし・・・
消防大学校でいくら学んだとはいえ、随分時が経っているし・・・
学生の履歴を見れば・・・なんと、東京消防庁の初任科を途中で辞め、地元消防署に入った者が3人ほどいるではないか!ごまかしはできぬ!担当教科が始まる前に準備して置かなくては・・・・
担当教科1時間目の授業を迎えた。よりによって2時間授業。
授業準備(5分前行動を原則としていて、学生が集合して授業準備ができると、担当教官を呼びにくる)が完了し日直当番が呼びにきた。
「よし!」と、言ったものの内心は、怖い!行きたくない!

教室は、2階・・・・階段を1歩上がるごとに溜息をついて立ち止まって・・・・あゝ、やだ!やだ!
心臓が、口から飛び出てくる!
教室の入り口まで来てしまった。
深呼吸だ!落ち着け!落ち着け!・・・・なんたる惨めさ!
こんな姿学生に見せられない。 ガラガラ・・・・
「規律!、礼!」・・・総代の元気ある声。
そして学生の“規律正しい姿”・・・・
目が覚めた!こいつらに、俺の知っている全部を教えてやる!
真っ白なこいつらに、俺色の色で染めてやる! 
こいつらに怪我させてなるものか! 
殉職させてなるものか!
“私は、救助しか知りません。
救助の神様と言われたいが、せめて救助の仏様に・・・・・
仏様は死んじゃえばなれるか”・・・・と、自己紹介で始まりました。



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