回顧録 (点滴打って) - 2008年01月18日(金) 初任科学生128名・・・ 寮室120名分しかないというのに、苦肉の策として娯楽室をカーテンで仕切って8名分を作った。 当然、クラスも3クラスに編成・・・・まてよ? 3クラスということは、実科訓練も週3回あるということに・・・ だめ!だめ! 誰のための訓練だかわからないじゃないか! 常に体力づくりとして山に走りに行くのに、教官が3回走って学生は1回!そんな馬鹿な? ・・・・急遽、2クラスに編成 ・・・・それでも教官の方が多い! ちくしょうめ!みていろよ! くたくたにしてやる! そんな訳があって実科訓練がスタートした。 この辺一帯はみかん山に囲まれ急勾配の山、山また山・・・である。 午後の時間帯は実科訓練が組まれ、当然私の担当は救助である。 準備体操が終われば先頭に立って、山を散策に・・・当然走ってであることは言うまでもない。 途中、急勾配での一輪車、腕立て伏せ、バディを組んでのおんぶ・・・・昼食をたらふく食べた者は、当然のごとく地に返してあげた。 私の訓練日の昼食は各々調整された。食堂より苦情も出た。 「日によってご飯が残ってしまいます。」 適度な運動では太ってしまうものね! ある日実科訓練があるというに、39度近い熱が出てしまった。 我慢も限度が来た。 仕方なく午前中に近くの医院に行き、点滴を打っていただいた。 “根性、根性!”と自分に言い聞かせ、学生に無様な姿はみせたくない一心で、ふらふらしつつも一日が終わった。 数日後、一人の学生が「教官、熱があるので実科訓練休ませてください。」って報告してきた。 「何度ある?」と優しく聞くと「37度です。」 プチン!と何かが切れた。 「何が37度だ!」「死にゃあせん!」 訓練開始! ...
|
|