テレビ番組を見て - 2008年02月03日(日) 先日、NHKテレビ番組・プロジェクトX「炎上・男たちは飛び込んだ」と題しての放映がされました。 1982年2月8日未明、東京・赤坂にあるホテルニュージャパンで起きた火災は、大惨事となり東京消防庁始まって以来の第4出場がかけられた。 この火災で30名以上の方がその犠牲となったわけですが、その反面60名余の方が救出された。 その中で、指揮者としての隊長の判断、隊員としての体力、知識、技術、そして隊員間の信頼等によって安全、確実そして迅速に任務が遂行できたことが紹介されていた。 この番組の中で同じ消防士として感じたことは、“現場で要救助者を発見したとき、救出に1%の可能性があれば、全力を注ぎたい!断念した場合、そのことは後悔として、いつまでも自分に残ってしまう!”と・・・ このことは私たち消防士でなくても、ごく一般的に通用する言葉として感じ取っていただけたかと思う。 私たち消防士は、決して勇敢ではありません。 現場では、親が泣き叫び半狂乱となり、修羅場と化していれば、当然判断力は鈍るし、自分の子供とだぶったり・・・・ それでも、私たちは隊員を危険な現場に突入させ、また自らが進入し活動する根底にあるものは、やはり豊富な知識と体力、技術のもと“安全”という二文字に支えられているからです。 ...
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