Lookback...ふぉーる

 

 

出向中に・・・ - 2008年02月13日(水)

今日の業務は、ポンプ性能検査が午前中に控えていた。
ポンプの真空指度の検査及び放水試験がその内容である。
当然、最大限のポンプ性能を調べるために、放水に適した場所が必要となってくる。
私の隊のポンプ2台を持って庁舎より数キロ離れた住宅造成地に出かけた。
1台目のポンプが終了した頃、火災の予告指令が無線機に入る。

「管内だ!」

即座に撤収作業に入り、防火衣を着装し出動準備にとりかかる。
「火災指令 ○○市○○ ○○高等学校西側 建物第2出動」
「あちゃぁー!」
今いる場所の反対方向だ。

庁舎前を通り過ぎ、2台の消防車は現場に急行する。
現場には指揮車と救助工作車が先着し、火煙発見の認知報告がされた。
先着隊はもどかしいだろうな・・・
まだ庁舎前を通過したばかりだもんな。
現場に近づくにつれ、周囲は慌ただしく、それを現すかのように白煙が辺り一帯立ちこめてきた。
水利は
「現場直近の消火栓!」
空いていた!
ホースカーによりホース延長し、隣接する建物の延焼を阻止を図るために2線を部署させる。
逃げ遅れた者の確認は先着の救助隊の報告から
「おばあさんが行方不明、確認とれません」
との報告を受ける。
もう、建物全体に火が回り進入は不可能。
ただただ無事を祈るだけ・・・・

すると、近所の人に支えられ、外出から帰宅した老婆を確認・・・

「ほっ」と安堵するのもつかの間、早期鎮圧、鎮火に救助隊を2階ベランダより進入させ、筒先配備を命じる。
1棟全焼、2棟のぼやで鎮火・・・




...




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